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久ヶ沢徹

1962年8月27日生
出身地:福井県

特技:テニス・ボディービル・クレー射撃
趣味:包丁さばき・一輪車・マイム・アクロバット
資格:普通自動車免許・電気工事士・普通自動二輪免許・調理師免許・4級小型船舶免許

様々なキャラクターを生み出す演技力に定評があり、KKP「ロールシャッハ」「TAKEOFF」(小林賢太郎作・演出)、「6月のビターオレンジ」AGAPE store「残念なお知らせ」(G2演出)、「豆之坂書店」(福原充則作・演出)、「燕のいる駅」(土田英生作・演出)など数々の舞台に出演。またドラマ「鍵のかかった部屋」「コドモ警察」「ハガネの女2」「無敵のおばさん」「ちりとてちん」など幅広く活躍中。2012年9/5より久ヶ沢徹生誕50周年祭り「A HALF CENTURY BOY」が本多劇場にて上演される。

インタビュー

1.ラジオ番組との出会い

― 久ヶ沢さん、まずは自己紹介からお願いします。

久ヶ沢徹です。
舞台を中心に、ドラマや映画などでも活動している役者です。もともと自分たちでザ・コメディといった感じのコテコテの小さな劇団をやっていまして、それを見てくださったG2さんやラーメンズの小林賢太郎さん、松尾貴史さんなどに「うちでやってよ」「一緒にやろうよ」と声をかけて頂き、コメディの舞台作品に出たり、テレビや映画会社の方々にもお声がけ頂き、ドラマや映画に出演しています。

― 舞台俳優は、おいくつのときから始められたんですか?

20歳の時からで、今年で30年です。
演歌歌手だったら、ものすごいところでコンサートをやる感じですけど…(笑)

― 今回、久ヶ沢さんと、パソコンとスマートフォンで聴く音声番組をやらせて頂くことになるのですが、まず、久ヶ沢さんのラジオ番組との出会いを教えていただけますか。

40年前、小学校の高学年あたりにニッポン放送の『あおい君と佐藤クン』という番組があって、非常に面白かった思い出があります。
あおい輝彦さんと佐藤公一さんによる月~金の10分番組で、放送時間は深夜0時と小学生にしたら深い時間だったんです。何がきっかけで聴いたのか覚えてないんですが、フェードインしながら始まるフリートーク番組で、2人が楽しそうに喋っているのが、当時、こどもだった僕にすごく新鮮で、ワクワクして、大人を感じる番組だったんです。

その番組の中にリボンシトロンのCMがあって、『時は心に広がります~♪それを季節が(中略)小さな出来事の一つがリボンシトロン♪』たぶん、片平なぎささんだったと思うんですけど、この歌が、ばぁ~っとラジオからたくさん流れてきた記憶があるんです。これが僕のラジオの原体験ですね。

僕、福井県出身なんですが、当時福井の地元ラジオ局が系列ネットの放送をやってなくて、直接LF(ニッポン放送)の電波を拾って聴いてたんですけど、木更津送信所からの電波は、なかなか入らなくて…(笑)。

― 夜遅いと電波が届くんですよね(笑)

そうなんです(笑)
でも、放送を聴くためにソニーのトランジスタラジオ「スカイセンサー」を持って部屋を移動しましたよ。そのチューニング作業と番組のワクワク感が今でも忘れられません。父親の部屋がよく受信できたんですよね~(笑)
で、この番組、結構な年数が続いたんですよ。それ以後、男性2人で喋るスタイルのラジオ番組が現在のTOKIOの長瀬くんと松岡くんの番組『TOKIOナイトクラブ長瀬くんと松岡くん』に繋がっているんですよ。その間には『長渕クンと世良くん』など、さまざまな組み合わせでやっていたんです。『あおい君と佐藤クン』は、男2人によるフリートーク番組の元祖だったんですよ。

― あおいさんと佐藤さんの番組を聴いたことで、歌手である、あおいさん、佐藤さんに対する印象に当時の久ヶ沢少年に変化があったんですか?

あおいさんと佐藤さんという独自の人が別にいて、歌手のお2人に結び付かなかったんですよ。僕は、ラジオ局に住んでいる人という認識でした。それからしばらくした後で気付いた時には、かなりびっくりしましたけど(笑)

― 中学・高校のラジオ経験、たとえば深夜ラジオを聴いていたことはあるんですか。

学校のみんなで、オールナイトニッポンの鶴光さんの番組は、聴いてましたね。

― 鶴光さんといえば…

「鶴光でおま!」(笑)
女性リスナーと鶴光さんが電話で喋って、アホみたいに「今どんな下着、つけてんの?」とか「乳頭の色は?」と聴くやりとりがあって・・・「そんなこと聴いていいの?」ってドキドキしながら聴いてました。で、日曜の夜中に放送の番組あ→だったので、途中で寝落ちしちゃうんです。で、翌朝、学校へ行ったら「お前、あそこ聴いたか」って、自慢大会になるんですよ。聴けなかったときは悔しかったなぁ。あ、鶴光さんの前にあのねのねさんのオールナイトも聴いてましたね。「赤とんぼの唄」とか印象に残ってます。それから南こうせつさん、イルカさんも聴いてましたよ。イルカさんのオールナイトニッポンで「なごり雪」が流れていて、レコードを買いました。それが最初に買ったレコードですね。

2.上京直後は、素敵な声に癒されて

― その後、久ヶ沢さんは東京に上京されますが、東京での生活で、ラジオとの接点はあるんですか?
だいたい、社会人になるとこの時期にラジオ離れが起こるものなんですが…(苦笑)

深夜にバイトをしていたので深夜ラジオは聴けなくなって、朝にラジオを聴くようになりました。J-WAVEをよく聴いてたんですけど、『ちりとてちん』で共演した川平慈英さんに空き時間中「昔、J-WAVEのジングル言ってたの、君だよね?」って聞いたら、「お兄ちゃん(ジョン・カビラ)に、今度ラジオ局ができてそこで喋るからJ、J、J、J-WAVE!というのを録らせてって言われて、何パターンか録らされたんですけど・・・タダで全部流れてた」って(笑)

― 今日まで知りませんでした。この記事を読んでいる人、結構、驚かれてているんじゃないですか。放送局の立ち上げの時期だからできることですよね(笑)それで久ヶ沢さん、J-WAVEではどんな番組を聴かれていたんですか?

クリス智子さんの番組をよく聴いてたんですよ。素敵な声で…お芝居好きだというので、いつか観に来てくれたらいいのになって、ずっと思ってるんですけど…まだないですね(笑)

― え、クリスさんに招待状を送ったんですか?

いや、送ってないです(笑)J-WAVEの深夜帯で『リングリング』という、寝る前にいろんな人が眠りにつける曲を紹介する番組があって、僕が呼ばれたんですよ。『リングリング』のナビゲーターさんが芝居好きで、僕の芝居をよく見てくれてたみたいで、収録に行った時、担当者から「ナビゲーターがぜひ会いたがってたのに、今日は別の録りでいないんです」と言われて(笑)「じゃ、今度舞台観に来てください」と言ったら、いろいろ観に来てくれましたけどね。クリスさんとは顔見知りらしくて、劇場で「今度一緒に観にいけたらいいんですけど」と言われたんですが、実現には至ってないですね(笑)

3.僕は中2で止まってる

― 久ヶ沢さんは、今年、生誕50年という節目な年ですが、この音声番組の話が来た時、正直、どう思いました?

僕、座右の銘というのが「思い立ったが?!吉日」なんですよね。「下手の考え休むに似たり」で、「ん?」と思うより、やった方が何か動くんですよね、物事って。「え~っ」と思っているうちに、2年くらい経っちゃうし、2年くらいやっていると、結構一流のものになったり、逆にダメという判断がついたりもするんです。で、こういうお話をもらえるのも縁ですし、節目の年にこういう話をいただいたということも、「やりなさい」という神の啓示だとも思いました(笑)昔から、ラジオに出させてもらえる機会があれば、いつでも出る!とクラウチングスタートでずっと待っていたので(笑)でも、いざ走り出したら、バタっと足がしびれてしまうかもしれないんですけど(笑) スタート合図を鳴らせて頂けるため、ぜひとも楽しくやりたいと思えたので、本当にありがたい話が頂けたなぁと思っています。「50歳とかはあまり関係ないよな」と、年が近い役者と喋ってると、「久ヶ沢さんって精神年齢、中2で止まってるね。」とよく言われるんですよ(笑)だいたい男って、中2で止まりますよね?

― はい(笑)

男はだいたい死ぬまで中2ですよね?

― ラジオリスナーから絶大な支持を持っている番組を担当されている伊集院光さんや、関根勤さん、小堺一機さんのお2人でやっていた番組も「中2」というのがキーワードになっていました。

僕は、中2ぐらいで、いろいろ触れたことやドキドキしたことが、結構頭に残っていて、いまだに思い出すんですよね。だから、何かを始めるのに遅いということは僕には一切ないです。「この年で?」と世間から思われるでしょうけど、僕には一切ないです。「少しは感じろ」とは思われるんでしょうけど(笑) 中2のときのワクワク感でいっぱいですね。

― これから喋るのが楽しみですね。

そうですね。勿論不安もありますけど、やっちゃえば何とかなるんじゃないか?!とも思いますね。

4.ラジオは魔法が掛かった面白い媒体

― 久ヶ沢さんは、SETの映画放映部に所属していますが、SETはこれまで三宅祐司さん、岸谷五朗さんとラジオパーソナリティを輩出されていますが、久ヶ沢さんは、ラジオパーソナリティにどんなイメージをお持ちですか。

ラジオパーソナリティというよりも、ラジオ専門で喋る方もいらっしゃいますけど、芸能人がテレビで出ている顔とは違う顔を出してる媒体だなと思います。特にAMは、そんなにぶっちゃけちゃっていいの?という魔法がかかった媒体だなと思います。パーソナリティが、どうのこうのというよりも、そういう風にさせてしまう、何か持っているメディアなんじゃないかなと思ってたんですよね、AMは。FMはまた違って、「音楽メインにお届けしますよ」「きれいないい電波でお届けしますよ」と、僕も当時エアチェックしてましたし。喋りを聴かせるよりも曲を聴かせますよというイメージがあったりします。AMのパーソナリティは、とにかく本音をぶちまけますという風に。もしくは、とにかく面白い番組を聴かせてくれるイメージがあります。
また、大沢悠里さん、吉田照美さんみたいにラジオ専門のパーソナリティさんは、職人だな、喋りのプロだなと思います。悠里さんの番組『大沢悠里のゆうゆうワイド』は、ほんと面白いんですよね。時間を守りながら、ちゃんとコーナーをやって、ほのぼのとした自分の笑いを入れつつ進行するのは、ラジオをがっつりの人には、そういうイメージを持ってて、テレビのレギュラーを持っている芸能人がやると、いい意味で豹変するイメージを持ってますね。

― これから番組を始めるにあたり、番組の土台部分から久ヶ沢さんにご参加いただいていますが、舞台の創り方と違って、「ここは大変だな」、「ここは面白いな」ということはありますか。

根本は同じですね。観客がいて、それに対して、ものを創るというのは根本的に同じな気がします。特に自分が舞台を創るときは制作から入るので、まったく同じなんですよ。観てくれる人、聴いてくれる人がどうしたら楽しんでもらえるか、どう興味を持ってくれるかというところから考えるので、あまり変わらないです。なので、根底にかかわっている人の考え方は、同じだなぁと思います。変わらないですね。

5.1人1つ集まれば、すごい力に。

― 今回は、音楽を聴かせる感じではなく、フリートーク重視の方向でいこうと思っていますが…

福山雅治さんの番組を聴いてたら「男は40歳過ぎたらもう立ちションは面倒臭いから座りションにするんだよ」というのを聴いて、これは色々な人が聴いて面白いと思うだろうなぁと思いました。「あの福山くんが言うんだ~」みたいな・・・僕もフリートークなんですけど、これは僕の芸風なんでしょうけど、100%本音というよりも、多少ウソも言って、「コイツ、どこまで本気なんだ?!」という喋りが面白いのかなぁと思って(笑)ボク、あんまり深みのある人間じゃないので、全部さらけ出すと一週間くらいで終わってしまうような深みしかない、浅い人間ですから(笑)多少フィクションも入れつつ、やっていきたいなと思いますね。

― 高田純次さんにみたいに?

もう本当に(笑)高田純次さんには憧れています。高田純次さんや若い世代でいえば、ユースケ・サンタマリアさんのように、口から出まかせという喋り方には敵いませんが、僕もそれに近い喋りができればと思います。僕は、本当の話の中にちょいちょいフィクションを混ぜてきます(笑)でも、聴いてるみなさんに助けていただきたいと思ってます。

― リスナーさんとの交流は、他にはない、「ラジオならでは感」がありますもんね。

ぜひ、みなさんの投稿を通じて楽しく番組を盛り上げていきたいです。きっと、みなさんの方が面白いお話いっぱい持っていると思ってるんですよ。1人1つとしても、たくさんの方から送っていただければ、すごい力になってくれると思います。

― ぜひ沢山の方々に参加して頂きたいですね。最後に久ヶ沢さんからこのページをご覧になって頂いている皆さんにメッセージをお願いします。

この歳で希望あふれることばっかり言ってるので、是非1回聴いて頂いて、まあダメなら次から聴かなくていい…(笑)それはしょうがないですよね(笑)

― 確かにそれはしょうがないです(苦笑)

センスの違いはありますからね(笑)
俺がどんなに面白いと思ったところで「何言ってるの、この男は」ってことになればね。しょうがないです(笑)今後、おしゃべりの中で中2?いや、小2レベルだと、多々思われることもあると思いますけど、1回是非聴いてみてください。できたら末永く(笑) まだまだ伸びしろがある男ですから「この歳でも(パーソナリティパワー)あるんじゃないか?」という優しい目を持っていただいて、今後接して頂きたいと思います(笑)

― そして、お友達に番組を広めていただきたいと思います(笑)

そうですね。「ちょっと聴いて、何か面白いよ。(久ヶ沢という)奇特な方がいるらしいよ。」と、布教活動をそれぞれして頂ければと思います。是非とも1回聴きに来て頂いて、気に入っていただければ、お友達にお知らせいただきたいと思います。よろしくお願いします。

― 今日はありがとうございました。

ありがとうございました。